未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね?
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、設備製作現場作業者として働く20代男性がやっている具体的な仕事を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
ジヤトコプラントテック株式会社で設備製作現場作業者をしている方の基本情報
年第・性別 | 20代男性 |
勤めている企業名 | ジヤトコプラントテック株式会社 |
職種 | 設備製作現場作業者 |
社会人歴 | 6年 |
学歴 | 工業高校卒 |
今の年収 | 月の手取り額:25万円 年間ボーナス:80万円(約5か月分) 年収:400万円 |
月の残業時間 | 30時間 |
設備製作現場作業者の仕事内容
汎用工作機械の整備・転用改造を行っています。
具体的には、親会社となるメーカーで生産するための加工機の整備を行い、新製品の生産を可能にするための仕様変更や、製造現場が使いやすいような設備の改造を行っている職種になります。
メカ・電気・加工プログラム変更と大きく3つの職種に分かれ、私が担当するのはメカ分野となります。
主に行っている業務は、親会社で扱っている古くなった設備の劣化個所の診断・オーバーホール、新製品生産へ向けての仕様変更(メカ的な改造)、設計部署が設計した部品の組付けとなっています。
製作物は、精密な加工治具と呼ばれるものから安全を守るためのカバー・柵など幅広く、組付けスキル・溶接スキル・塗装スキルなど幅広いスキルが必要とされます。
設備製作現場作業者を仕事に選んだ理由
給与・福利厚生の面から比較的水準の高い会社を選択したため。
高校卒業前の就職活動にて、給与・福利厚生・安定性などから企業を絞り込んで、現在の会社を選択しました。
その中でも、私は機械科目を専攻して学んでいたため、機械科に関係した職種がある会社を選択しました。
実際には、先ほども説明した通り、機械以外にも電気・加工プログラム作成などを専門とした職種もありましたが、入社時にはどの職種に就くかは選択できませんでした。
入社後の配属決定に伴い、機械分野を強く志望し、現在の職種に至ります。
20代男性設備製作現場作業者の1日の仕事の流れ
まず、就業時間は8時~17時休憩1時間の8時間勤務となっていて、営業日は月曜~金曜の完全週休二日制となっています。
(祝日は通常営業)6時起床
通勤時間20分程度(車)
8時就業開始8時~8時15分:朝礼様々な業務に取り組む
10時~10時10分:休憩様々な業務に取り組む
12時半~13時半:昼休憩様々な業務に取り組む(毎週金曜は職場清掃)
15時半~15時40分:午後の休憩
16時50分:終礼1時間残業
18時:退社※1日の業務の中で会議などもあります。
帰宅時間18時半~19時前後。
設備製作現場作業者の忙しい時期
繁忙期は特になし。
新製品開発のプロジェクトの量に応じて、年間プロジェクトが決まるため年次の繁忙期は特に決まっていません。
逆に言えば、年間でそれなりに忙しさがバランスよく分かれています。
ですが、整備設備や生産が安定してくるとある程度業務量は薄くなってきます。
また、4月、5月は予算の関係上仕事が薄くなる傾向があり、残業もほぼゼロの場合が多いです。
20代男性が考える設備製作現場作業者が向いている人の特徴
自分のリズムで仕事を進めていきたい人や、自分の能力を高めていきたい人に向いていると思います。
工場勤務でありながら、残業などは個々の仕事の進捗具合で自由に選択でき、自分の仕事のスタイルをきちんと確立して働くことができます。
また、国家技能検定の取得に非常に積極的に取り組んでおり、会社内の教育機関や会社の経費で購入した機材で資格取得を行うことができます。
その他、自分に適した資格なども会社の経費を使い取得することができるため、個人の能力を高めていきたい方に適した職場だと思います。
20代男性が考える設備製作現場作業者の強み
個人の能力を高めていくという点で本当に強いと思います。
私が従事している機械関係の職種だけでなく、電気、加工プログラム作成業務にも一貫していえるのは、個人の能力の向上率の上昇幅が異常に高いことだとたくなった一つのメーカーに勤務しながらも、そのメーカーが扱う様々な工作機械を扱い、各メーカーでないと触れないようなコアな技術を習得できるからです。
厳禁な話ではありますが、豊富な経験をはじめ数多くの資格取得ができる点から、仮に転職をしたくなった場合も資格などから職に困ることなく転職活動もスムーズに行うことができるのでその点も安心です。
20代男性が考える設備製作現場作業者の弱み
弱みは、現場職場だからこそある環境性の問題です。
時に、体が汚れる仕事をしなければいけない場面があったり夏場の暑熱問題などは工場勤務に付きまとってくる問題です。
なかでも、機械系のオーバーホールの仕事での汚れはすごいものです。
古い機械であればあるほど、長年たまった汚れなどが多く、それらを清掃するのにも一苦労です。
20代男性が考える設備製作現場作業者で働くのに有効な資格
技能検定(機械組立仕上)(機械保全機械系・電気系)(危険物取扱乙種4類)主に機械関係の技能検定を取得しておくと非常に業務において優遇されます。
中でも、給料等級UPに技能検定の取得は欠かせないので、取得済みの方は大幅に有利な条件で仕事を始めることができます。
ですが、資格取得は入社後でも社内の教育機関で実施しておりますので未取得でも安心して働けると思います。
20代男性が考える設備製作現場作業者で働くやりがい
自分たちでモノづくりをしていく達成感があります。
形の見えない仕事をするよりも、目の前で設備が仕上がっていく姿をみて達成感ややりがいを強く実感します。
特に、不測の事態が発生した時や製品の精度不良が発生した時などは、原因を追究し発生原因を取り除き生産活動に貢献することができます。
対策をしなければ莫大な損害が出てしまうピンチを救うことは達成感の極みといえます。
20代男性が設備製作現場作業者としてもらっている収入は高いか低いか
比較的高い。
ただし、上場企業や一流企業と呼ばれる分野の企業よりは若干低め。
大手メーカー直属の子会社のため業界内では高い水準の給与となっています。
また、役職に応じて給与が大幅に変わりますが、若手でもキャリアアップしやすい環境ですので周りの同業多種と比較して、早く昇給できる環境であるといえます。
しかし、やはり日常生活で耳にする大手企業と比較すると若干低い水準であるといえます。
設備製作現場作業者を目指すのに持っておきたいスキル
自発的に学び、周りとのコミュニケーションをきちんととって仕事を進めていくことで、自分の仕事のスタイルが確立された一人のエンジニアとして独立できるようになります。
時間の管理や、日程管理、進捗管理などの管理スキルや専門的な知識・技能が身に付き、各メーカーに引けを取らない一人前のエンジニアとして成長することができると思います。
設備製作現場作業者として働く20代男性がやっている具体的な仕事とは?まとめ
設備製作現場作業者は、汎用工作機械の整備や改造を行う。
仕事はメカ、電気、加工プログラムの3つに分かれる。
給与は月25万円、年収400万円。
残業は月30時間程度。
仕事の選び方は給与や福利厚生が良い会社を選ぶ。
就業時間は8時から17時、週休二日制。
繁忙期は特になし、年間でバランスよく忙しい。
仕事には多くのスキルが必要(組付け、溶接、塗装など)。
資格取得が業務に有利。
やりがいはモノづくりとその達成感。
弱点は環境性の問題(暑さ、汚れなど)。
収入は比較的高いが、大手企業よりは低い。
管理スキルや専門知識が必要。
転職も考慮に入れやすい環境。
自分の能力を高めることが強み。
いかがでしたか?
設備製作現場作業者として働く20代男性がやっている具体的な仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
当サイトでは、このほかにも様々な職種で働いている方の生の体験談を紹介しています。
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