デジタルコンテンツの作り方【副業初心者向け】

副業で稼ぐ手段の1つとして、デジタルコンテンツを販売して収益化すると言う方法があります。

Twitterのインフルエンサーやブログの副収入として使われやすいデジタルコンテンツの作成ですが、実際に作ろうと思うとどうやって作ったらいいのか、初心者のうちはわからないと思います。

そこでこの記事では、デジタルコンテンツの作り方を解説していきます。

この記事を最後まで読めが、デジタルコンテンツをどのように作っていけばいいのか理解できるはずです。

デジタルコンテンツの作り方

ここでは、デジタルコンテンツの作り方について、作り方の流れや効果的な作り方、外注して労働量を減らす方法などを紹介します。

商品を売るスキルも大切ですが、前提として良質なコンテンツでなければ売れないため、ぜひしっかりと確認していきましょう。

デジタルコンテンツの作り方とは？流れを確認

デジタルコンテンツを作る流れとしては、次のステップで行います。

1. ターゲットと目的を明確化する
2. デジタルコンテンツの形式を決める
3. アウトラインを作成する
4. コンテンツを作成する
5. 修正・確認を行い販売する

基本的にはこの流れで行うことがおすすめです。

各手順について詳しくは後述するため、まずはそれぞれの手順でやることを簡単に解説しますので流れを確認しましょう。

１．ターゲットと目的を明確化する

デジタルコンテンツの販売に限らず、何かを発信したり物を売ったりする時には、ターゲットと目的を明確化することが欠かせません。

誰にコンテンツを買って欲しいのか？また、そのターゲットが抱える悩みは何か？そのコンテンツを通してターゲットに何を与えることが目的なのか？を明確にしましょう。

ターゲットを決める際は、できるかぎり細かく人物像を決めることが大切です。

性別や年齢層、職業、住んでいる場所、生活習慣、趣味などを決めておきましょう。

実際に購入したお客様が、事前に決めたターゲット像と100％マッチするユーザーではなかったとしても、ターゲット像を明確化しておくことで集客の際に一貫性のある発信をしやすくなります。

また、コンテンツを作成する目的を決める際は、ターゲットのどのような悩みが解決できるのか、このコンテンツによって購入者はどのような未来を手に入れられるのかを考えましょう。

２．デジタルコンテンツの形式を決める

次に、デジタルコンテンツをどのような形式で販売していくかを決めましょう。

形式には、テキストや動画、音声などが挙げられます。

それぞれに特徴がありますが、ターゲット像に合わせて選んだり、コンテンツの内容で選んだりすることがおすすめです。

一概にどの形式が良いとは言えませんが、購入者にとってノウハウを吸収しやすい媒体を選ぶと良いでしょう。

３．アウトラインを作成する

続いて、デジタルコンテンツの商品内容を決め、アウトラインを作成しましょう。

アウトラインが明確に決められていると、コンテンツ内容を一貫させやすいだけでなく、作成の効率が圧倒的に高まります。

頭からコンテンツを作ることもできますが、途中で伝えたいことが増えてしまい話の方向性を見失ったり、結局何が言いたかったのかが分からなくなってたりしてしまいがちです。

また、アウトラインを作成していないと必要な作業量の目安が分からず、作業時間がグダグダと伸びてしまうでしょう。

その点において、アウトラインを作っておくとあらかじめどのくらいの作業が必要なのかが分かるため、効率的に作業を進められます。

アウトラインは、作業の設計図を作るイメージです。

４．コンテンツを作成する

アウトラインが作成できたら、いよいよコンテンツの中身を作っていきましょう。

作成したアウトラインに沿って内容を加えていき、ノウハウを一つのコンテンツにまとめます。

コンテンツ作成の際はお客さんにとって分かりやすい表現を心がけ、具体例や経験談を交えながら理解しやすい構成にすることがポイントです。

あなた自身の体験を元にしたコンテンツ内容にすることで購入者は価値を感じてくれやすくなるため、ぜひ意識してみましょう。

また、情報を伝えるだけでなく、コンテンツの中でお客さんに宿題を出し、定期的にアウトプットする場を設けることで知識が定着しやすくなります。

５．修正・確認を行い販売する

最後に、完成したコンテンツを再度見直し、修正や確認を行いましょう。

コンテンツを作成しながらミスがないかを確認する人もいますが、作業効率が落ちるため「コンテンツ作成→修正→最終確認」というように、それぞれの作業に集中することがおすすめです。

まずは「とにかく完成させること」を目標にコンテンツの内容を作成し、完成したら内容にミスがないかを見直し、修正していきましょう。

修正作業は、自分で目視する方法のほか、ツールを使ってミスを見つけたり、外注して校正・校閲作業をしてもらったりする方法があります。

これらの修正作業が完了したら１つのデジタルコンテンツが出来上がるため、販売フェーズへと進みます。

ターゲットと目的を明確化しよう

ここからは、先ほど紹介したデジタルコンテンツの作成ステップの順に、一つずつ詳しく解説していきます。

１つ目のターゲットと目的を明確化する方法については、次の流れで行います。

• ジャンル選び
• ターゲット選定
• コンテンツの目的を確認

この通りです。

それぞれ解説しますので、しっかりと確認していきましょう。

１．ジャンル選び

まずは、作成するデジタルコンテンツのジャンル選びが必要です。

コンテンツジャンルにはさまざまなものがありますが、初心者におすすめなのはニッチなジャンルです。

ニッチなジャンルを狙うことで競合が少ないため、あなたのコンテンツを差別化しやすく、購入してもらいやすいでしょう。

また、ジャンル選びはあなたが得意だったり興味があったりするジャンルにすることも大切です。

興味もないことをコンテンツにすることは難しいため、自分が情熱を持ってコンテンツを作成できそうなものを選びましょう。

仕事や趣味、生活スタイルなどから自分の心が向くジャンルを考え、同時にそのなかであなたが持っている知識やスキルがないかを考えてみてください。

２．ターゲット選定

デジタルコンテンツを作成するジャンルが決められたら、次はターゲットを選定します。

ターゲット選定とは、コンテンツをどのようなお客さんに買って欲しいかを決めることです。

ターゲット選定がしっかりしていると、コンテンツを必要としているお客さんのところへ届けることができます。

ターゲット選定のコツとしては、市場全体の属性を理解した上で、どのようなユーザーにコンテンツを届けたいか、また市場の中で自分はどのようなポジションでコンテンツを適用できるかを考えることです。

そのほか、ペルソナと呼ばれる架空の人物を設定し、コンテンツを購入する人物像を細かく想定することも効果的です。

ペルソナを決める際は、性別や年齢層、職業のほかに、趣味、考え方、性格、家族構成、休日の過ごし方など、徹底的に細かい要素に絞りましょう。

３．コンテンツの目的を確認

最後に、あなたの作成するデジタルコンテンツによってターゲットのどのような悩みが解決できるのか、といったコンテンツの目的を確認することが欠かせません。

コンテンツの目的が明確化されていれば、自然とコンテンツに入れるべき内容が見えてくるでしょう。

コンテンツはあなたが伝えたいことを商品化するのではなく、ターゲットにとって必要な情報を商品化することがポイントです。

そのため、ターゲットの悩みからあなたが手助けできることを考え、なんのためにコンテンツを作成するのか、そのコンテンツによって購入者が得られるメリットはなんなのかを徹底的に考えましょう。

コンテンツの目的まで決められたら、最初のステップは完了です。

デジタルコンテンツの形式を決めよう

コンテンツのジャンルやターゲット、目的が決められたら、コンテンツの形式を決めていきます。

このPDFでは、動画コンテンツを作る場合と文章コンテンツを作る場合のそれぞれに分けて特徴を解説します。

動画と文章のどちらで作るか？

デジタルコンテンツの形式を考える際、まずは動画コンテンツと文章コンテンツ、どちらで作っていくかを決めましょう。

１章でも紹介したように、形式によって特徴が異なるため、コンテンツ内容や金額、ターゲットによって適切なものを選択する必要があります。

それぞれの形式のメリットやデメリットについては次項以降にまとめましたので、比較しつつご覧ください。

動画のメリット・デメリット

まず、動画形式のデジタルコンテンツを作成するメリットは次の通りです。

• 伝えられる情報量が多い
• 映像と音声の2つの情報で心に残りやすい

動画形式のコンテンツは、短い時間で多くの情報を伝えられるため、コンテンツボリュームが多い場合や伝えるべき情報が多い際に向いているでしょう。

また、視覚と聴覚の両方に訴えられるため、ユーザーの心に残りやすいことも特徴です。

一方、動画のデメリットとしては次のような点が挙げられます。

• 作成に時間がかかる
• 撮影や編集スキルが必要

動画形式のコンテンツは、動画で使用する台本や資料の作成、撮影、編集など必要な工程が多く、作成に時間がかかってしまいます。

また、そのためのスキルが必要になるため、スキルや時間がない場合は難しいかもしれません。

とはいえ、撮影データを編集者に外注することもできるため、スキルや時間がなくても動画コンテンツの作成は可能です。

文章のメリット・デメリット

続いて、文章形式のデジタルコンテンツでは、次のようなメリットがあります。

• 作成に時間がかからない
• 日本語が書ければ作成できる

文章形式のコンテンツは、文章を書くだけのため作成に時間がかかりません。

装飾をする場合も、画像の挿入や太字・赤字などの装飾のみで済むかと思いますので、比較的少ない労力で作成できます。

また、難しいスキルは必要なく、自分の伝えたいことを文章にする日本語スキルがあれば作成できることが特徴です。

反対に、文章形式のデジタルコンテンツにおけるデメリットとしては、次のようなポイントが挙げられます。

• 情報を伝えることが難しい、伝わりづらい
• 読み手に飽きられてしまう可能性がある

文字だけのコンテンツの場合、動画コンテンツに比べて質素なコンテンツになりやすいため、読み手に的確な情報を伝えることが難しく、伝わりづらいといえます。

また、読みやすい文章でなければ読み手に飽きられてしまう可能性もあり、最後まで読んでもらうためのライティングスキルが必要です。

アウトラインを作成しよう

デジタルコンテンツの形式が決まったら、コンテンツの設計書となるアウトラインを作成していきます。

ここでは、アウトラインの概要や重要性、作成方法について確認していきましょう。

アウトラインとは？

アウトラインとは物事の大枠・大筋を指し、デジタルコンテンツにおいては、どのような構成でコンテンツを作成するのかを決めた設計書のようなものを指します。

アウトラインには、コンテンツのどこでどのような話をするのか、どのように話を展開していくかを明確に記載し、話に一貫性を持たせながら結論へと導けるようにします。

アウトラインの重要性

アウトラインの作成は、デジタルコンテンツに限らず、ブログや動画、SNS発信でも役立ちます。

アウトラインをあらかじめ設定しておくと話の道筋がはっきりと見えるため、話題がブレることなくコンテンツを作成しやすくなるでしょう。

また、アウトラインを作成することで、どこにどのくらいの工数をかけるべきか、どのくらいの作業量が必要かを把握できるため、全体像を知った上で作業に取り掛かれます。

成功している多くのコンテンツ作成者はアウトラインの作成を徹底しており、作業効率を高めるためにも、アウトラインの作成は欠かせません。

そのほか、あなたがコンテンツ作成を外注するという場合にもアウトラインは効果的です。

外注者に全体像を見せた上で依頼したい作業を明確に伝えられるため、双方が正確に情報を共有でき、クオリティの高い成果物が完成するでしょう。

デジタルコンテンツにおけるアウトラインの作成方法

デジタルコンテンツにおけるアウトラインを作成する際は、次の２つの要素がポイントとなります。

• 基本のアウトライン構成を守ること
• できる限り細かく見出しを設定すること

基本のアウトライン構成とは、タイトル・導入・本題・結論の４要素で構成されます。

この基本の構成を徹底してアウトラインを作成することで、大きく話が脱線することを防げるでしょう。

また、その４要素のなかでも話題を設定し、特に本題についてはできる限り細かく見出しを設定することが重要です。

アウトラインを見ただけで話の内容が分かり、コンテンツ作成の際はアウトライン通りに作れば良いだけの状態にしておきましょう。

コンテンツを作成しよう

デジタルコンテンツのアウトラインが作成できたら、最も重要となるコンテンツ部分を作成していきましょう。

ここでは、コンテンツ内容の作成におけるポイントをまとめて紹介します。

アウトラインをもとに肉付けしていく作業

コンテンツ作成って何をすれば良いの？と思うかもしれませんが、先ほど作成したコンテンツアウトラインをもとに、アウトラインに内容を肉付けしていく感覚でOKです。

アウトラインさえしっかりと作れていれば、あとは手を動かして内容を作成するだけなので簡単にできるでしょう。

この時点で「何を作れば良いか分からない」とつまづいてしまう場合は、アウトラインの作成が十分ではないことが考えられます。

アウトラインを見ただけで、何を肉付けしていけば良いかがわかる状態までアウトラインを深掘りして作成し、コンテンツ制作に移りましょう。

このアウトライン作成から肉付けの流れは、デジタルコンテンツの作成だけでなく、ライティングやレポート作成、資料作成などでも役立つため、ぜひ自分のものにできるようにしてみてください。

常にターゲットを意識して作成するのがポイント

コンテンツ作成のポイントとして、常にターゲットを意識して作成する必要があります。

お客さんは自分に向けられた情報だと思った時に知識を吸収し、行動に移します。

そのため、あなたがコンテンツを作成する際は常に「誰に対して伝えたい情報なのか」を意識しつつ、作業を進めていくことが欠かせません。

また、ターゲットを意識することでターゲットの置かれている状況が想定できるようになるため、よりターゲットに寄り添った内容のコンテンツが完成するでしょう。

ターゲットの意識はビジネスにおいて欠かせない要素のため、デジタルコンテンツの販売に限らず常に意識づけていきましょう。

コンテンツはノウハウ＋体験談で満足度を高めよう

アウトラインにコンテンツ内容を肉付けする際のポイントとして、ノウハウの他にあなた自身の体験談を加えることが挙げられます。

ただ何かについての情報をまとめたノウハウであれば、お客さんがわざわざお金を出してあなたのデジタルコンテンツを買った意味がありません。

あなたからコンテンツを購入することで得られる付加価値を求めて欲しいと思ってもらえるため、その付加価値をコンテンツから感じられた時に満足度が高まります。

そこで有効なのが「あなた自身の体験談」であり、あなたが実際に見聞きした情報や経験を交えつつ、唯一無二のコンテンツを作っていきましょう。

もし語れるような体験がない場合は、他人に聞いた情報をアレンジして例として紹介するのも方法の一つです。

「あなたからコンテンツを買った」というメリットをお客さんに感じてもらうため、単なるノウハウだけでなく、体験談を入れることを意識してみましょう。

修正・確認を行い販売しよう

デジタルコンテンツが完成したら、販売する前に修正し、最終確認を行う必要があります。

ここでは、見直しの重要性や効率化ツールを使う方法、その後のステップについて紹介します。

作成したコンテンツは必ず見返すこと

まず、作成したデジタルコンテンツは必ず見返し、情報に漏れがないか、誤字や脱字などのミスがないかを確認しましょう。

コンテンツとして不十分な点があると、購入者からの評価を下げてしまうだけでなく、最悪の場合クレームやトラブルに繋がってしまいかねません。

そのため、必ず制作物には１度以上目を通し、抜けている部分がないかを確認することがおすすめです。

修正・確認作業を効率化するためのツール

手作業で修正箇所を探し、訂正していくこともできますが、どうしても時間がかかってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、修正や確認作業を効率化するためのツールを活用することです。

誤字脱字を確認したい場合は、「Enno」などのチェックツールを使い、文章の誤りを見つけ出すことができます。

出典：Enno

修正・確認が完了したら販売導線を考えていこう

デジタルコンテンツが完成し、修正・確認作業が完了したら、いよいよ商品として販売していきます。

とはいえ、ただプラットフォームに置いておくだけでは売れにくいため、効果的な販売導線を考えつつ、実行していくことが欠かせません。

デジタルコンテンツの作り方【副業初心者向け】まとめ

・ターゲットと目的を明確化する際には、ターゲットの特徴や悩みを具体的に定めることが重要。
・デジタルコンテンツの形式は、テキスト、動画、音声などから選ぶ。ターゲットやコンテンツの内容に合わせて最適な形式を選ぶべき。
・アウトラインを作成することで、コンテンツの一貫性を保ちつつ効率的に作業を進めることができる。
・コンテンツの作成では、ターゲットに分かりやすい表現や具体例を用い、自身の体験を交えることが重要。
・完成したコンテンツは修正や確認を行い、ミスがないことを確認する。修正作業は目視やツールの使用、外注などで行うことができる。
・修正作業が完了したら、デジタルコンテンツの販売フェーズに進む。

いかがでしたか？

デジタルコンテンツを具体的にどうやって作るのかを解説してきました。

1度も作ったことがない人は、この記事を参考に、まずは1つ作り上げてみることをお勧めします。