未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね。
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、地方銀行で金融事務で働く20代女性がやっている具体的な仕事を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
地方銀行で金融事務をしている方の基本情報
年第・性別 | 20代女性 |
勤めている企業名 | 地方銀行 |
職種 | 金融事務 |
社会人歴 | 15年 |
学歴 | 国立大卒 |
今の年収 | 月の手取り額:23万円 年間ボーナス:100万円(約6か月分) 年収:530万円 |
月の残業時間 | 20時間 |
金融事務の仕事内容
私が勤めているのは、地方銀行で本部で勤務しています。
住宅ローンの書類による審査業務を行っています。
支店から送られてくる住宅ローンに関する書類について、不備がないかの確認などの業務を行っています。
添付書類が全てあるか、住宅ローンの返済についての懸念がないか、住宅ローン契約者の勤務先会社を確認したり、土地の登記などに問題はないかなど、多くの確認があります。
担当の支店でもチェックを行っていますが、本部としても再度チェックを行っています。
それから、住宅ローンで付随で契約する団体信用生命保険や保証会社との取引なども手続きも行います。
金融事務を仕事に選んだ理由
県外の大学に通っていましたが、最初にやりたかった職種はかなり狭き門で、叶えることがかなり難しいため、そこを目指すべきなのか悩みました。
いくつか就職活動してみましたが、面接まで全く進むことができませんでした。
募集が毎年ない会社も多く、悩んでいました。
そんなとき、父親の病気もあり、地元に帰ってこないか?との話がありました。
就職活動がうまくいかなかったので、地元で就職活動をしたところ、大学が文系だったので、金融機関は近い職種なのかなと思い、選びました。
20代女性金融事務の1日の仕事の流れ
起床は6:30で、私と夫のお弁当を作り、朝食も作り、お化粧をしながら子供を起こして、子どもの朝食、朝の準備もして、7:30には保育園へ送りながら、会社に向かいます。
通勤自体は保育園から20?30分ほど車でかかります。
出社は8:15ころです。
始業の8:30には仕事をすぐに始めるようにしています。
勤務中は、ミーティング後は書類診査を主に行っていますが、会議や支店指導も行うことがあります。
ほぼ書類を見て過ごすので、目がつかれます。
勤務は17:30までですが、だいたい30?60分ほど残業して帰宅します。
帰宅の途中で、保育園のお迎えをして、帰宅後は夕食の準備や子どものお風呂などしているとすぐに寝る時間になります。
金融事務の忙しい時期
住宅ローン控除が12月末までに入居することが条件なので、年末が近づくと住宅ローン案件が増えてきて、忙しくなります。
また、時々住宅ローンの金利優遇のキャンペーンを行う時も案件が増えて忙しいです。
住宅ローンの審査業務が忙しいのはこの時期です。
また、4月は新任の審査担当者の指導業務があるので、その頃も業務が増えると感じます。
20代女性が考える金融事務が向いている人の特徴
コツコツと冷静に事務を行える方に向いている職種だと思います。
私が今は住宅ローン審査業務ですが、それ以外の業務もお金を扱う仕事ばかりです。
間違えることが許されない業務ばかりです。
また、マニュアルの量も膨大なので、学ぶことはどこの部門に行っても必要とされています。
間違いがないように、コツコツと事務を行うことができる人が向いている仕事だと思います。
また、部門によっては接客を行うので、コミュニケーションが得意な方も向いていると思います。
20代女性が考える金融事務の強み
金融に関する法律などを日々学ばないといけないので、自然と金融に関する知識が増えていきます。
金融に関する知識は業務のなかだけでなく、自身の生活の中でも役に立つことが多くあります。
自身が今後の生活の中でどんな目的でお金を使い、それに向けて貯金や投資する方法を知ることができます。
また、住宅を取得する際には住宅ローンを利用する際の方法や税金の控除なども当然知っています。
多くの人にとってお金にまつわる知識は知りたい情報だと思うので、それをすぐにすることができる環境はとても強みだと感じます。
20代女性が考える金融事務の弱み
現在、金融業界は低金利により、収益がかなり減っております。
それにより、規模縮小や人員縮小が多くの店舗ですすめられています。
また、今まで銀行で人が行ってきた業務がaiによる代行やオンラインによる手続きが可能になってきています。
市場原理にとても左右される職種であり、人が行う業務が減ってきた中で、何を行っていくのか考える時期にあると思います。
20代女性が考える金融事務で働くのに有効な資格
ファイナンシャル・プランナーの資格はほぼ必須の資格です。
多くの職員が取得しています。
住宅ローンアドバイザーや相続アドバイザー、窓口テラーの資格も多くの人が取得しています。
宅建(宅地建物取引士)の資格も取得しているものも少なくありません。
金融の業務は法律に基づいて行うことが多く、知識がないと仕事を行うことが、できないため、資格取得等は日々必要とされています。
20代女性が考える金融事務で働くやりがい
多くの人にとって、人生で一番高い買い物である住宅購入に携われることはやりがいを感じることがあります。
それ以外の部署でも人々の大事なお金を預かるお仕事なので、日々間違いがないように、少しでもお役に立てる情報提供が行えないか考えて仕事をしています。
お金を扱う仕事は大変ですが、その分だけやりがいを感じます。
20代女性が感じる金融事務で辛かったこと
とにかく日々勉強なので、忙しい中でも勉強の時間を作り、学ぶことは大変だと思います。
今の住宅ローン審査も独り立ちするまで学ぶことが多く、不安がずっとありました。
間違えてはいけないというプレッシャーを、感じながら仕事することは大変であり、辛いと感じることがあります。
また、繁忙期は仕事をこなすスピードも求められるので、より大変です。
20代女性が金融事務としてもらっている収入は高いか低いか
おそらく同じ職種の人の中では低いような気がします。
地方銀行なので、メガ銀行と比べるとかなり低いです。
ただ、銀行は非正規の方もとても多いので、私は正社員なので、まぁぼちぼちなのかなぁと思います。
金融の構造上、取り扱いが多ければそれだけ儲かるのでなかなか地方銀行では収益を増やすことは難しいと感じています。
金融事務で働いていくなら持っておきたいスキル
とにかく、どの分野も専門性が高く、さらに繋がりもあるので、他分野を扱えるようになれば、1人のお客一人もより親密に付き合えるのかなと、思っています。
今は金融業も過渡期なので、ただ、金融の知識だけでなく、DX化も必要とされていて、そういった分野の勉強も必要となってくるのかなと感じています。
日々勉強ですね。
地方銀行で金融事務で働く20代女性がやっている具体的な仕事まとめ
仕事の選び方は地元での就職活動がきっかけ。
1日の仕事の流れには家庭の仕事も含まれる。
年末と4月は特に忙しい時期。
金融事務が向いている人はコツコツと冷静に事務を行える方。
金融事務の強みは金融に関する知識が増える。
金融事務の弱みは業界全体の収益減とAI化。
有効な資格にはファイナンシャル・プランナーなどがある。
仕事のやりがいは人々の大事なお金を預かること。
仕事で辛いと感じる点は勉強の多さとプレッシャー。
収入は地方銀行なので低め。
今後必要なスキルはDX化に対応する能力。
いかがでしたか?
地方銀行で金融事務で働く20代女性がやっている具体的な仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
この記事で、20代女性が地方銀行でどんな仕事をしているのか、忙しい時期や必要な資格について知ることができましたね。金融事務は細かい仕事が多いけれど、その分、やりがいも大きい仕事です。そして、新しい技術にもしっかり対応していく必要があります。
当サイトでは、このほかにも様々な職種で働いている方の生の体験談を紹介しています。
是非役立ててみてください!