未経験の職種に転職や就職をすることは勇気がいりますよね。
当サイトでは実際に特定の職種で働いている方の体験や経験など生の声を紹介しています。
この記事では、病院で事務として働く30代女性がやっている具体的な仕事とは?を紹介します。
この職種で働いている方のお話を参考にして、転職を成功させませんか?
病院で事務をしている方の基本情報
年第・性別 | 30代女性 |
勤めている企業名 | 病院 |
職種 | 事務 |
社会人歴 | 10年 |
学歴 | 専門学校卒業 |
今の年収 | 月の手取り額:11万円 年間ボーナス:10万円 年収:160万円 |
月の残業時間 | 0時間 |
病院の事務の仕事内容
医師事務作業補助者として働いています。
主に医師の指示のもと、医療文書作成や外来診察補助、お薬の処方や検査の代行入力、書類整理、患者対応など、やることはさまざまです。
医療文書とは、他院への紹介状や、他院からの紹介状のお返事の仮作成、保険会社や公的機関へ提出する書類の仮作成などです。
患者対応は、診察室にご案内したり、検査へご案内、次回の予約取得などもあります。
私の働いている病院では、リハビリ前の患者様の様子を電子カルテに入力する作業もあります。
感染症の患者数集計などの業務もあります。
入院する患者様がいた場合は、その手続きのお手伝いもします。
病院内で亡くなられた方の死亡診断書の処理もあります。
病院の事務を仕事に選んだ理由
事務員としての求人があり、いわゆる医療事務(受付や会計)か、医師事務作業補助者かは、面接の時点ではわかりませんでした。
病院を選んだ理由は、小さな町だったので、子持ちでパート、土日祝日お休みできる職場が少なかったから。
ハローワークでは、この病院は子育て中の人がたくさんいて、理解もあるしお休みも取りやすいとおすすめもされました。
人と関わる仕事がしたかったので、どちらの職種になっても、やりがいがあると感じました。
病院に勤める30代女性事務の1日の仕事の流れ
朝は5:30頃に起き、通勤は車で10分ほど。
8:30始業なので、8時過ぎに家を出ます。
日によって担当の科がかわるので、外来診察補助の日は出勤してすぐ外来に向かい、その日の予約患者さんと、直接来院した患者様の診察が終わったら自室に一度戻ります。
午後の診察がある日は、午後の診察開始時間に合わせて外来へ行き、診察が終われば自室へ戻ります。
診察補助の担当ではない日は、自室で医療文書の仮作成や、医療知識を深めるための時間になります。
病院の事務が忙しい時期
冬から春にかけて忙しいです。
理由は、北海道のため、冬の事故がとても多いからです。
整形外科に患者様が多く、私たちは事故の時に使用する自賠責の診断書の仮作成をするため、事故が多くなると必然的に自賠責の診断書の数もとても多くなります。
しばらくリハビリに通う方も多いので、冬に事故にあい、春までリハビリに通うと、その分も診断書が必要になる為、仕事も増えます。
30代女性が考える病院の事務が向いている人の特徴
病院にはいろいろな人が来ます。
相手の立場になってお話を聞けるスキルがあったり、親身になって話を聞ける人は、患者様からも信頼されると思います。
また、院内でのコミュニケーションもとても重要で、報連相を、しっかりできることも大事。
医療文書や、電子カルテの代行入力では、素早く、ミスの少ないように対応するため、ある程度のパソコン入力スキルも必要になってくるかと思います。
どんなことにも前向きに頑張る力があれば、できると思います。
30代女性が考える病院の事務にある強み
薬の知識が身についたところがよかったです。
例えば、入職前は全くわからなかった採血のデータも、ある程度わかるようになったこと。
自分の健康診断の結果により、どのように気をつけたら良いのかわかりました。
また、たくさんの病気を知ることができたので、同時に予防策や、早期発見のために、普段から自分がどうしたら良いかも知ることができました。
あとは、周りの人から、感謝の気持ちをもらえること。
やはり、ありがとうと言ってもらえると、やりがいを感じます。
30代女性が考える病院の事務にある弱み
医療現場なので、やはり亡くなってしまう人がいること。
院内で亡くなられた方、心肺停止で搬送されてくる方、さまざまですが、助けられなかった命があることを目の当たりにすると、辛い気持ちになってしまうことがあります。
あとは、理不尽な患者様への対応が大変です。
予約時間通りに来なかったのに、どれだけ待たせるんだと、お怒りになる方もいます。
30代女性が考える病院の事務で働くのに有効な資格
特に資格はなくても医師事務作業補助者の仕事はできます。
私の職場では、入職後に研修があり、それを受けることによって認定証がもらえます。
自分の医療の知識をもっと身につけるために、医療事務の資格を取得しても良いかもしれません。
ただ、医療事務の資格はたくさんあるので、どの資格を取ったら有利になるか、よく考えることが必要だと思います。
30代女性が考える病院の事務で働くやりがい
何かしらの不調があり来院される方がほとんどです。
様々な検査をすることもあります。
重大な病気ではないよ、と、患者様を安心させてあげられたときは嬉しいです。
私は産婦人科での業務も担当しましたが、産科で妊婦さんの経過を見ていくことになるので、私も一緒に、赤ちゃんの成長を見ることができるところが嬉しいです。
30代女性が感じる病院の事務で辛かったこと
医療の知識が全くない状態で入職したので、薬の名前、病気の名前や、症状、専門用語を覚えるのに苦労しました。
最初の頃はとにかく覚えることばかりで、夜は遅くまで起きて暗記した記憶があります。
あとは、担当した患者様が亡くなってしまった時。
病院だと気づいて、あっという間に進行して亡くなってしまうこともあるので、そのような場合には辛い気持ちになります。
30代女性が病院の事務としてもらっている収入は高いか低いか
低いと思います。
大きな組織なので、その病院でどれだけ頑張っても、どれだけ成果を出しても、本社までその姿を見せることはできないので、ずっと同じ給料でした。
同じ医師事務作業補助者の仕事でも、都市部だともっとお給料が高いところもあると、先輩から聞いたこともあります。
ここの法人にいる限り、給料は高くならないと思います…。
病院の事務で働いていくなら持っておきたいスキル
医師事務作業補助者は、医療事務職の中でも、医療の最前線で活躍することができます。
医療は日々進歩しているので、新しいことをどんどん吸収して、自分の知識を増やすことが大切だと思います。
あとは、たくさんの人と関わる仕事なので、相手のことをよく考えて行動できると良いと思います。
(この人は何を求めているのか?と、観察する力も必要です。)。
病院で事務として働く30代女性がやっている具体的な仕事まとめ
主な仕事は医師の指示のもと、医療文書作成や外来診察補助など。
患者対応もあり、診察室や検査への案内、次回予約の取得も行う。
感染症の患者数集計や入院手続きの補助もする。
病院を選んだ理由は、子育て中でも働きやすい環境があったから。
冬から春にかけては忙しく、事故が多いため自賠責の診断書作成が増える。
病院の事務が向いている人は、コミュニケーション能力とパソコンスキルが必要。
強みとしては、薬の知識や病気の予防策が身につく。
弱みとしては、亡くなる人を目の当たりにすることが辛い。
有効な資格は特にないが、医療事務の資格が有利かも。
やりがいは、患者を安心させたり、感謝されること。
辛かったことは、医療用語を覚えるのが大変だった。
持っておきたいスキルは、新しい医療知識を吸収する能力。
いかがでしたか?
病院で働く30代女性の事務の仕事は、とても多様で面白いですね。
医師の手伝いから、患者さんの対応まで、いろいろなことを学べます。特に、冬から春は忙しい時期なので、しっかりと準備しておくことが大切です。
病院で事務として働く30代女性がやっている具体的な仕事が職種選びの参考になっていれば幸いです。
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